アメリカの確定申告は日本の口座残高も申告しないとダメ!隠しててバレたらたいへんなことに!

税金

アメリカの確定申告では日本の資産と所得も正直に申告しよう

移住3年目になりますが、1年めの確定申告は、この記事に書いたように、会社から会計士サービスのサポートがありました。

この頃は、日本の資産や所得の申告をしなければならないとは知らなかったのでショックを受けて、日本のヘソクリが夫にバレたらやだなと、めちゃめちゃ悩んでいました。

でもWebであれこれ調べると、夫バレよりアメリカ様にバレるバレないという方が実は大問題で、日本の資産、所得をアメリカに申告しなかった場合、知らなかったとか、忘れてたとか、故意でないといっても、かなりの罰金を課されるらしいと書いてあり、恐れをなして、めちゃ少額の口座も全て正直に申告しました。

というわけで、小学生のお小遣い並みのしょぼい利子や配当金ですが、今後も毎年事細かく申告しなければなりません。

2年目は、ターボタックスなどのオンラインサービスで自分でやってみようと思ったのですが、どうやら、日本で発生した利子、配当や資産を申告するフォームのうちForm8621はターボタックスではサポートしてないらしく、せっかく残りの部分をオンラインで作成しても、全部まとめて紙で提出と書いてあったので、それならお金払う意味なくない?と思い無理やり自分でやってみました。

会計士に頼むことも考えたのですが、特に節税できそうな気もしないし、ただの安心料で数百ドルかーとケチケチ根性が出てきて、2年目は前年度分を見ながら、見よう見まねで自分で作成、紙で提出しました。

実際やってみると、一番やっかいなのがForm8621ですが、理解するまで時間がかかったものの、フォームを言われた通りに埋めていけば去年の会計事務所がやったのと同じように結果が出るので、この部分をどうせ自分でやらなきゃいけないなら、来年も紙で提出しようか未だに迷ってます。

アメリカの確定申告を自分でやるときの準備

2019年は、簡単そうなところから数字を更新して、最終的に数十ページのTax Return書類をまとめたのですが、フォームからフォームへ数字を間違えないように転記していくのがややこしかったです。

特に書類間のつながりを理解してなかったため、ここを直すと、このフォームもこのフォームも変えなきゃいけないのかと、かなり効率悪く時間をかけてしまったので、2020年度分の申告を準備するにあたって、それぞれの書類からフォームへ数字を転記する流れを下図にまとめました。

自分を指し示す矢印がない書類から準備を始め、矢印に従って最終的に確定申告の本体であるForm1040に向かって作っていけば、手戻りが少なくなるのではと期待しています。

しかし、こうしてまとめてみると、全てはTax Return本体であるForm1040に向かっていくと思いきや、ところどころ逆の流れもあります(図の赤い矢印で書かれているところ)。どうりでややこしいと思った!

Tax Retun書類の数字の流れ

ちなみに青で示した書類がIRSのPDFのフォーム。Form1040やForm8621など。

緑はそれを補助する書類で内訳などが書かれているもの。会計事務所が作ってくれたのと同じ見た目になるようにエクセルで作りました。

オレンジはIRSのそれぞれのフォームのInstructionについてくるワークシートで、例えば「私はForm6251を書く必要があるのか」という問いに対して、ワークシートを埋めていくと、必要かどうかわかるというもので、提出の義務はないものです。

一つ一つのフォームについては別ページで改めて細かく説明したいと思います。

アメリカの確定申告は紙で提出すると還付金が遅れる?電子申告するべき?

さて、そんな見よう見まねの確定申告書は、2020年4月15日ギリギリで提出したのですが、紙で提出したせいなのか、ちょうどコロナのパンデミックで、処理が遅れたからなのかわかりませんが、還付金は11月ごろになってやっと届きました。

今や紙での申告は少数派だと思うので、電子に比べて、なんかIRS担当者に細かく調べられて、痛くもない腹を探られたり、担当者の手入力で何か間違いの可能性があったらと思うと、できれば電子申告にしたいのですが、どのソフトウェアのWebページを見てもできるようなできないような、よく分からない状況です。

引き続き調べつつ、わかったことをシェアしていきたいと思います。どなたか、Form8621とForm8938を含めたTax Returnを電子申告していらっしゃる方がいたら教えていただけたら嬉しいです。

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