知識が有機的につながるノートづくり- KM初心者がRemnoteを選ぶべき3つの理由

おすすめノートアプリ Agile

長年オンラインノートはプライベートではEvernote、職場ではOneNoteをつかってきましたが、ノートをわかりやすく取ったり、整理するのは大の苦手でした。メモは書いたり書かなかったりで、公私とも、書き留めたはずの情報を探し回っても結局見つからなかったりと、随分と時間の浪費をしていました。

2020年の年末年始頃、Personal Kanbanという本(というかコンセプト)に出会いその中でRoam Research やObsidianなど、ただのノートアプリではなく、Knowledge management Toolともいうべきアプリがいくつも出ていることを知りました。

早速Obsidianをダウンロードして使ってみるも、慣れないマークダウン記法でそれぞれのノートをリンクしていったり、カスタマイズが必要だったりと、使いこなせるまで時間がかかりそうだなとあきらめかけました。

ちょうどその時、MITの学生が作ったRemnoteという新しいアプリがあるというのを知り、試してみたところ、私のやりたいことにぴったりでドハマリしました。

RemnoteはKnowledgeManagement初心者にやさしい3つの理由

1. Referenceが自動で挿入され、勝手にノートが成長していく

Obsidianなどは、マークダウン記法や、ショートカットを駆使して、キーストロークやマウスの動きを少しでも減らすことができる、また、自分の思う通りに、ノートどうしをつなげられるといった特徴がありますが、その記法を学ぶのに時間がかかります。

Remnoteは、それより自由度は少ないかもしれませんが、自動的に、また直感的にノートどうしをつなげてくれるところがすぐれていて、あまり考えなくてもノートが有機的につながってくれます。

2. すべての箇条書きが一つ一つのRemとして保存されるので、ノートの階層を意識せず、どんどん書き出しすだけで、ノートがつながっていく

普通のノートアプリでは、新規ノートを自分が作って、その中のコンテンツを、移動したり、つなげたりしていきます。マークダウン記法を使って箇条書きにしたり、コンテンツどうしの関連性は人間がつけなければなりません。

Remnoteも同じく新規ドキュメントを作りコンテンツを書いていくのですが、改行するだけで、すべてが箇条書きになり、それぞれの箇条書きがRemという単位として保存されています。

そしてRemのBulletをクリックするとそれが、その階層化にぶら下がった新しいRemが、勝手に足されます。

そして単語や文章をハイライトするだけで、その単語を含むRemが勝手にポップアップで出てきます。

Evernoteも関連ノートをいくつか選んで表示してくれますが、完全な検索結果ではないですし、どうして関連してるんだろうと首をかしげるようなつながりもありますが、Remnoteの場合、とにかくすべてが表示されて、そこから、右クリック一つでリンクを貼ることもできます。

3. TextやMarkdownでExportできるので、将来別のアプリに乗り換えることが可能

RemnoteはMITの学生が2020年に作り、2021年に資金調達してremnote.ioからremnote.comに変わったばかりの、新しい会社です。

私は現在無料ユーザとして使っていますが、将来ずっとサービスを受けられるのか、自分も使いたいと思い続けられるかわかりません。

しかしRemnoteはデータはユーザのものであることをはっきりと明言し、簡単にText、Markdown、OPLMでエクスポートできるようにしてあります。

将来的には、Obsidianなどもっと自由度の高いツールに移行することも検討しているので、こうしたオープン性は非常に助かります。

また今の所、ユーザ囲い込みや、気がついたら機能制限されて課金しなければならなくなる、といったことはなく非常に便利に使えているので、KnowledgeManagementをこれから進化させようと考えてる方にはぜひおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました