リモートワークしながら時短家事–ジョージフォアマングリル、迷いに迷った私の背中を押した二つのビデオ

在米日本人の間では非常に人気なのですが、一説によると、「アメリカ家庭の一家に一台必ずあるけど誰も使っていない」とも言われる、伝説の（？）調理器具ジョージフォアマングリルの利点についてご紹介します。

調理器具を揃えて時短する

日本にも便利な調理器具がたくさんあり、ホットクックやヘルシオなどの高機能（でお高い）調理家電がたくさん普及してきています。

それに比べると、アメリカの調理器具はローテクというか、シンプルな構造で日本に比べて価格も安めのものが多いです。単機能だったりもしますが、キッチンが広い家が多いので、アメリカは用途ごとに色んな調理家電買っても置く場所に比較的困らないのかなと思います。

筆者も、移住１年半の間に、今回説明するジョージフォアマングリルを始め、インスタントポット（２台持ち）、ニューウェーブオーブン、電気フライヤーなどを買い足し続けました。

こうして買った調理器具は全部大ヒットで、迷ってた時間がばからしくなるほど、ほぼ毎日使い回しています。しかし買うときはどれも死ぬほど迷いました。

未知の調理器具–購入をためらった迷いポイント

なんであんなに迷っていたんだろうと、冷静になって振り返ってみると、今回の迷いポイントは以下の４つでした。

限られた用途しかないんじゃないか？
手入れがめんどくさいんじゃないか？
場所とるんじゃないか？
買うとしたらどの機種を買ったらいいの？

1. 限られた用途しかないんじゃないか？

ジョージフォアマングリルはオーブンのように熱風で調理するのと違い、上下の鉄板で食材を挟み、ダイレクトに調理する器具です。

ジョージフォアマン愛好日本人のTwitterをみると、骨なし鳥もも肉を塩胡椒ハーブだけで短時間で驚くほどジューシーに焼き上げるというのが、一番オススメ調理法として出てきます。

しかし我が家の肉料理は家族の好みにより、シンプルな塩胡椒ハーブの調理はほとんどなく、バーベキューソースやグレービーにまみれたものを作ることが多いです。

また肉は骨つきの方が断然好まれるので、骨つき肉でバーベキューソースがついてるものを鉄板で火を通すというのは難しいんじゃないかとまず思いました。

また肉料理以外の何かを作るというイメージが浮かばなくて、骨なしもも肉にしか使えなかったら、ほぼ出番がないのではと思いました。

2. 手入れがめんどくさいんじゃないか？

グリルということで油ハネなども多いだろうし、後片付けがめんどくさいんじゃないかというのも迷いポイントでした。

特に鉄板が取り外せない機種は基本拭き上げの手入れで、キレイになるのかちょっと不安でした。

3. 場所とるんじゃないか？

キッチン収納に比較的余裕があるとはいっても、現物を見たことがなかったので、大きさも多少の迷いポイントとなりました。一番小さなジョージフォアマングリルはキッチンのない寮生などが自室で使えるような、ほぼ手のひらサイズなのですが、それだと大人数料理には向かないし、かといって高さはなくても面積が広いグリルは保管場所をとるのかなと思い、それぞれの機種のサイズを調べまくりました。

４. 買うとしたらどの機種を買ったらいいの？

ジョージフォアマングリルは多機能ではない割には、サイズのバリエーションや、新機種、旧機種入り乱れてかなりの数の機種があり、買ってもいいかなと思ってから、実際の機種を決めるまで時間がかかってしまいました。

迷いが解消された瞬間

野菜でもなんでもフライパン感覚で料理できそう

まずはこのYouTubeビデオが1番の迷い、「用途が限られてるのではないか？」を解消してくれました。両手にタトゥーがびっしり入ったワイルドなヴィーガンのお姉さんが鮮やかな手際で、様々な野菜を次々にグリルしていき、しまいには、コーンスターチでとろみをつけたあんかけ焼そば（もどき）まで作ってしまうというビデオです。